モンフランのエクストラヴァージンオリーブオイルが出来る迄

シャトー・ドゥ・モンフランが金賞に選ばれる理由

1,酸度が極めて低い＝エクストラヴァージン度が極めて高い

エクストラヴァージン度が オリーブオイルの品質は、そのオリーブオイルがもつ酸度（Acidity）によって決まります。EUが定めているエキストラヴァージンオリーブオイルの酸度は、0.2％～1％となっています。この酸度が低いほど品質がよく、新鮮度が保たれる理由です。シャトー・ドゥ・モンフランの酸度は、0.16％と他のエクストラヴァージンオリーブオイルよりも、１/○も酸度が低く、品質が高いことを表しています。

2,収穫のタイミング

収穫時期を早め、オリーブがまだ青い状態をそのままボトリング 気候が暖かくなることで、油分がでやすくなり一つのオリーブから量を産出することが可能になりますが、品質（酸度の低さ）を最優先にするモンフランの収穫時期は、11月から12月にかけて収穫されます。収穫したばかりのオリーブは寒気の中で搾られることで、酸化を防ぐことでできます。

3,収穫とボトリングの技術

従来の収穫と製法は、自然落下や手摘み後で収穫し石臼で搾り油分と水分が自然に分離することを待って、ボトリングしていました。しかし、収穫からボトリングまでに10日から2週間かかり、その間に酸化が進み品質が低くなることが現実でした。 モンフランは、この従来の習慣ではなく大型収穫機の導入や最新の技術を用いて、収穫からボトリングまでを2日にすることが実現できました。これによりなお、酸化を防ぎ品質の高いオリーブオイルを新鮮な状態でボトリングすることができるのです。

生産地

「シャトー ドゥ モンフラン」は南仏プロヴァンス地方のラングドッグ地域に位置します。近くには、ローム川が滔々と豊かな水をたたえながら流れ、見渡す限りのラベンダー畑や果樹園が続く緩やかな丘陵の斜面に、まるでモザイク模様のごとくオリーブ畑は美しく点在しています。

夏は強い太陽が照りつけ、冬はこの地特有の突風ミストラルが吹き、一年を通じて適度に乾燥している環境のなか、オリーブの木々はたくましく育っていきます。気候風土や土壌によってこの地方ならではの個性豊かな風味のオイルが生まれるのです。

品種

Arbequina（アルベキーナ種）アルベキーナは、小粒ながら栄養素が高く、芳香も豊か。黄金がかった美しい緑色が特徴です。

風味

はじめに青りんごのフルーティーな香りがし、その後から若いアーモンドのような味わいが口に残ります。開封したては、苦味や刺激のある味がしますが、この苦味は健康に効果のある成分が多く含まれていると言われています。

製法

「シャトー ドゥ モンフラン」のエクストラヴァージン・オリーブオイルの収穫は、自然落下の時期よりもずっと早く、まだ実の色が緑から少し赤に色づきはじめた頃に摘み採られます。摘み採られてからすぐに搾られたオリーブオイルは、空気に触れる事無く、不活性のままで低温保存されます。

オリーブを粉砕して圧搾するという昔ながらの製造方法にこだわり、化学的な処理はいっさい施していません。畑での栽培から瓶詰めまで、オリーブの果実だけを原料としきめ細かく品質管理された安心のオリーブオイルです。

また、フレッシュで微妙な味わいを損なわないように搾ったオイルは、濾過せずにそのままボトリングされる「ノンフィルター製法」で作られています。それによって自然で野趣あふれる風味がよりいっそう引き出されます。

品質

オリーブオイルは成分の酸度が低いほど上質とされています。100g中の酸化物質が1g以下であれば、エクストラヴァージンの呼称がつけられるのです。この「シャトー ドゥ モンフラン」は、新鮮さを損なわない製法により、0.1〜0.2％という数字を誇ります。これにより完全に安定していることが示されています。（米国食品医薬局（FDA）の検査による）